【呉座勇一の中世古文書学講義 第1期:鎌倉~室町期】第1回 ガイダンス(第一部・無料公開)

YouTubeチャンネル「春木で呉座います。」、本日20時より配信予定です。

本日は

です。

このシリーズ講義は、日本の古文書学(形態論・伝来論・様式論・機能論)を、中世史分野を中心として体系的に理解することを目標とします。同時に古文書の基本的な読解方法(くずし字の読み方、和製漢文の読み下し方)を習得していきます。第一期(全14回)は鎌倉時代室町時代の古文書を読んでいきます。

 

過去の文献を読み解いて歴史を解明する歴史学において、古文書の読解は必須の作業です。しかしながら、くずし字を読み、和製漢文を読み下し、現代語に訳すだけでは、古文書を十分に読解したことにはなりません。古文書から最大限の情報を引き出すための学問が、古文書学です。

 

古文書学の名著として今も多くの大学の講義で用いられているのが、佐藤進一 『[新版]古文書学入門』 (法政大学出版局 2003年)です。しかし同書は「入門」と銘打つものの、非常に難解かつ重厚であり、初学者が同書で独学することは困難です。また、最初に古代の古文書の話をじっくりと解説しているため、中世の古文書について知りたい読者は中世古文書学の解説にたどり着く前に挫折しかねません。さらに、旧版(1971年)刊行後の古文書学の進展を反映しきれていない部分もあります。

 

本講義では、同書の中世古文書に関する解説のエッセンスを取り出し、中世古文書学の概要を示します。古文書学の解説を通じて、日本中世の文書の特質、ひいては中世社会の特質を明らかにします。

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なおメンバーシップ導入に伴い、本ライブ配信は冒頭30分~1時間のみを第一部(無料ライブ配信)とし、それ以降の第二部はメンバー限定(右筆・大名)ライブ配信となります。ご了承ください。

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