シラス番組開設見送りについて②

昨年のツイッター事件以来、社会的に孤立した立場にあった私にとって、ゲンロン・シラスは、貴重な活動の場でした。東浩紀氏をはじめ、スタッフ・関係者の皆様のご助力には、今でも感謝しており、恩義に感じています。
今回、チャンネル開設の話をいただいた時は少しでも恩返しができると思いました。配信の準備の過程で、ゲンロン・シラスのスタッフの方にはたいへんお世話になりました。にもかかわらず、チャンネル開設が実現しなかったことは、私としては極めて残念です。プラットフォーム運営会社としての決定に対し私から法的に争うつもりはございません。


しかしながら私に名誉毀損の発言があったかのような誤解が広まりますと、私の発言が読めず、第三者からは検証不能な状況であるだけに、非常に困ります。この問題に関するゲンロン側の主張につきましては、東浩紀氏が情報を補足されておりますので、そちらもご参照ください。

東浩紀 Hiroki Azuma on Twitter: "こちらについて誤解ないように追記します。 ぼくが女性差別をしていると発言したのは別の方であり、呉座さんではありません。呉座さん自身がぼくの名誉を毀損したわけではありません。そちらは誤解なきようよろしくお願いいたします。" / Twitter

私の一視聴者としてのコメントが、深刻なトラブルを引き起こしてしまったことに驚いております。軽率なコメントについては重ねてお詫び申し上げます。複数の訴訟を抱え、心療内科への通院が続く中、チャンネル開設の中止という決定に激しく動揺し、皆様をお騒がせしてしまいましたが、今は残念な結果として受け入れております。ただ、事態の沈静化を望む以外のことは考えておりません。
皆様におかれましても、対立を無闇に煽りたてるようなことはないよう、何卒よろしくお願いいたします。